フェアリリーブランディングスクール(以下:フェアリリー)のコンセプト
フェアリリーの初受講の6ヶ月間は「短期留学」をコンセプトにしています。
語学でもそうですが、その期間で完全にぺらぺらしゃべれるようになることはほとんどありませんよね。
ただ、日本にいて語学スクールに通いながら勉強するのと比べて、短期留学に数ヶ月行くことで、語学が早く上達するだけでなく、異文化に触れて新しい考え方を身につけたり、人との出会いが一生物の財産になったりします。
ただ、最初に慣れるまでは大変かもしれません^^
お教室運営や世界観ブランディング作りと学ぶこともいっぱいで大変に感じることや先を行く仲間と自分を比べて落ち込んじゃうこと、葛藤することもあります。
でも、大変だからこそ自分が大きく変わることができ、帰国する頃にはひと回りもふた回りも成長した自分になって帰ってくるわけですね。それが「留学の醍醐味」です。
なので、成長していく自分への期待と同時に、日本語が通じない未知の場所に飛び込んでいくぐらいの「覚悟」を持って参加してもらえると、より得られるものが多い6ヶ月になるかと思いますよ♡
好きを仕事にビジネス全体を「ひとつの作品」のように創り上げていくことが大切です。
その前段階としてまずは美しいワークライフをつくっていくことや、自分のやりたいことを明確にし、自分を満たすことができる具体的な活動を知る(設計する)ことが中間目標です。
これらの最終目標、中間目標にどれぐらいでたどりつけるかは、人によって大きく差が出ます。
ただ、結果はあくまでも結果です。私たちは結果よりも前に以下の「土台」を固めていくことが大切だと考えています。
フェアリリーに入ってから改めて見直し、足りない部分があれば補強をしていただきたい「3つの土台的あり方」があるのでそれをしっかりお伝えしておきますね。
まずは「幸せの土台」を見直して固めていきます。
自分がどうなりたいのかを常に考えながら、自分や自分の大切な人が幸せになれるビジネスをすることにフォーカスしているのがフェアリリーです。
人間性については、言葉の意味がかなり広くて、人によって捉え方が違うと思います。
私も残念ながら、人間性とは具体的に何かということを明確に定義できる状態にまでいっていません。
ただ、私がフェアリリーをスタートする理由は、入ってくれた人の人生やビジネスが良くなるだけではなく、その先にいる人たちや、ひいては社会全体にいい影響を広めていくことです。
「どうやったら売れるようになるか?」の前に、「どんな人やものを世の中に広めるべきか?」という問いの方を大事にしています。
人間性が低い人が売れていくより、人間性が高い人がつくったサービスが広がっていく方がきっと世の中が少しでもよくなると思うからです。
人間性を明確には定義はできないですが、人間性が高い人とはどういう人かはなんとなく言語化できます。
◇自分の心に正直に丁寧に向き合ってきた人。
◇自分の個性を大事にしながらも、同じように人の個性も尊重できる人。
◇人に興味関心を持って、相手の話にしっかりと耳を傾けられる人。
◇関わる人に感謝し、最低限の思いやりが持てる人。
私も自分でできてることとできてないことがありますが、フェアリリーの中で皆さんとの対話を大事にしながら、お互い人間性を磨いていけるといいなと思ってます。
これは1の「幸せの土台」の延長線上です。
人の評価や社会のものさしに流されず、「自分自身の価値観」に従って意思決定し、生きられるようになることがベースにあります。
自分の考えを持つこと。「自分の哲学」を磨いていくということです。(哲学とは自分の好き嫌いを反映させた考え方のこと)。
そのためには、当たり前に大事だと思ってきた(思わされてきた)価値観を疑ってみることが大事です。
自分にとっての価値観の優先順位を明確にした上で、スクールで学び、自分のスタイルを作り、自分の考えや思いを伝えていけるようになることを目指してほしいと思っています。
2、3のあり方はなぜ大事なのでしょうか?その理由は、2、3の要素を持っている人の方が、長期に渡って教室運営や作家活動がうまくいきやすいからです。
なので、もしフェアリリーで学ぶなら、表面的なノウハウだけにとらわれず、「1~3を満たせる自分になっているか?」はいつも自問するようにしてくださいね♡
私のスタンスは、あなたの理想のライフスタイルと価値観を知った上で、それらを満たすことに近づく提案をすることです。
あなたの長所を伸ばしていける方法を常に考えますし、私のこれまでの経験から労力が少なくいける最短ルートはいつも探していてお伝えしたいと思っています。
ただ、上で書いたように、このままいくといくら短期的に結果が出ても、長期的には伸び悩んだり幸せ度が下がりそうだと思ったときは、「土台」から固めていきます。
なので、私に集客のについて相談したいと思っていたけど、違う根本課題に取り組むことをおすすめすることがありますし、
私に認められたい、褒められたいと思っていても、その意に反して厳しめなことを(愛をもって)率直にお伝えすることがあります。
フェアリリーではあくまでも、ずっと無理なく続けていけて、積み上がっていくビジネスを構築していくことに軸を置いています。
そのためには、絶対的に土台つくりが大事になってきます。ただ、多くの人はこの土台作りをそこまで重視していません。
家を建てることで考えたらわかりますが、土台作りとは地上に何かを建て始める前の作業工程ですよね。
それは地味で、時間がかかる面倒臭い作業かもしれません。
多くの人は面倒臭いので、もうこれぐらいでいっかと土台がまだ完全にできてないのに家を建て始めてしまいます。
その結果、構造がもろく、汗水をかけて作ったものがすぐ使えなくなっちゃうんですね。
急ぐことには慣れてますが、本当に大事なことをゆっくりゆっくり丁寧にやることに慣れてないからです。
だからフェアリリーに入っても、慣れないうちは、短期で目に見える結果が出ないことに、焦りやもどかしさを感じるかもしれません。
苦手で面倒臭いからという理由で優先順位が上がらず、疎かにしてきたことに向き合う場合もあるでしょう。
それによってちょっとの間、気分が落ち込むこともあるかもしれません。
フィードバックを自分で判断して取捨選択していたら、結局は学ばないのと一緒です。作り出される結果も大して変わりません。
またプラスの面だけ見たいという人が、正しい自己理解や、強く美しいビジネスを構築できることはないので、ここは肝に銘じておいてくださいね。
土台作りのプロセスをやり切った先に、自分の愛着も、ファンも、数字も、すべてが積み上がっていく実感が持てる美しい自分らしいお教室運営のカタチを作ることができます。
美しいカタチを作れれば、どんどん楽になっていきます。本当にやりたいことにもっと時間を使えるようになります。
だからこそ、例え、私とのやり取りの中で思ってもいなかった課題に向き合うことになっても、最後まで向き合って欲しいんです。
その「大事なことに向きあう覚悟」が持てる人を、フェアリリーブランディングスクールで一緒にやっていきたいと思っています。
フェアリリーでは、明確に提供を約束していることと、約束はしてないけどそのときの私の状況や気分によって提供することがあります。
本来的には私としては、約束した最低限の提供だけやっていればいいわけですが、それでも私は、体力と時間に余裕があるときは、ちょっとでもフェアリリーメイトと関わる時間を増やすことにしたいと思っています。
時間を使う対象は、フェアリリーメイト全体に対しての場合もあれば、普段接点が少なめのメンバーが中心の場合、また(フェアリリー全体への波及効果を考えて)重点的に伸ばしたいメンバーを対象にした場合もあります。
ちょっとでも多くの時間を共有することで、人生やビジネスを成長進化させてほしいと思ってるからです。この私の動きに対して”もったいない捉え方”をしてしまう人がいます。
「東京組はリアルで参加できる機会があっていいな…」
「あの人だけ特別扱いされてて羨ましい…」
こういう風に”感じる”こと自体は普通だし、全然問題ないんです。ただ、そこで思考が終わってしまってるともったいないですよね。
どちらも「現状に囚われた思考」になってしまっているからです。
地方組だったり、子育てやお仕事で使える時間が少なく、夜も早く寝ないといけないような人が抱えてるハンディはフェアリリーに限った話ではないですよね。
なので、「どうすればそんな現状の中で自分が求めているものを手に入れらるのか?」という風に考えられるようになってほしいんです。
例えば、自分で何かを企画するのものひとつ、先をいっているメンバーに相談したり、私に何かのリクエストしてみるものひとつです。
他の人と比べて不利な点があるのは、今に限ったことではありません。それらを言い訳にせず、乗り越えていく思考を身につけてくださいね。
また、あの人だけ特別によくフォローしてもらっていていいなと感じることがあったなら、立ち止まって「なぜそうなのか?」を考えてみてください。
もし、「自分にももうちょっと時間を使ってほしい」とか「何かあるときに誘ってほしい」と感じるのであれば、「どうすれば相手が進んでそうしたくなるか?」を考えてみてください。
この答えがわかって実践できるようになると、「応援される力」(またはかわいがられる力)が身につきます。応援される力が高まると、すごく楽です。
支払った対価以上に何かをサービスしてもらえることが増えたり、ビジネスだといろんなお客さんを紹介してもらえたりするからです。
じゃあ、どうすれば応援される力が高まるのか?についてひとつだけポイントを言うと、感謝が足りない人が応援されることはありません。
感謝は大袈裟なぐらいがちょうどいいです。
私も自分が「約束した以上のこと」をプラスアルファでやっているときに、それを当たり前のように受け取ってしまう人がいたら、その人へは最低限約束したことだけをやろうという気持ちになっていってしまいます。
自己犠牲感が生じて疲れてしまうからです。
なので、これを機に、自分には応援される力がどの程度があるかを見直し、それを高める機会としてもフェアリリーを使ってほしいなと思っています♡
多くの人が、何かを買ったときに、サービスを使い切ろうとします。
本を買ったから全部読むっていうのもそのひとつです。
その背景には多くの場合、そうしないと”もったいない”という思考があります。
でも、この考え方では、サービスに自分をコントロールされてしまいます。
フェアリリー(以外でもサービス)を受けるときにも、大事なのは、サービスを使い切ることではありません。サービスを「使いこなす」ことです。
使いこなすとは、自分自身で目的を設定し、それに合わせて必要なことを見極めて取捨選択し、限られた時間の中でサービスを使う当初の目的を遂げることです。
だから、私は自分が何かの講座に参加するときには、“最低限持ち帰ること”を明確にします。で、それが持ち帰れたらOKという風にします。
そうすることで、焦らず自分のペースでサービスを利用できるからです。
最低限持ち帰ると決めたことが得られないことは滅多にないですし、その上でプラスアルファで持ち帰れるものが増えたら最高という考え方です♪
何でこんなことを伝えてるかというと、フェアリリーはアート型ビジネスへの「短期留学」というコンセプトだけあって、すべての時間を使っても消化しきれないぐらい機会やコンテンツ量があります。
なぜならさまざまなステージの方がいらっしゃるからです。
なので、取捨選択がないと、自分よりも時間が多く使える人と比較して、勝手に落ちこぼれたような気分になってしまいやすくなってしまいますよね。
実際のところ、フェアリリーでは「主体性」を最重要視しているので、おすすめする習慣や課題はあっても、これは”絶対に”やらないといけないってことはひとつもないです。
私が何かの課題を出しても、やりたい人はやるし、今は別のことに集中していてやれない人や、そもそもその課題をやりたくない人はやりません。
課題を出さなくて怒られることもありません。相談されたら何でも相談に乗りますが、動きが止まっていてもこちらから積極的に手を差し伸べるフォローはしません。
アート型ビジネスにおいては「正解は自分で定義するしかない」ので、日常から自分の頭で考えて判断し、行動することに日常から慣れていってほしいからです。
こういう方針で運営をするので、優等生や落ちこぼれといった概念も存在しません。
良くも悪くも「すべてが自分次第」です。
「自分が得たいことを、自分が使えるリソースの中で、自分のタイプに合った進め方で、自分のペースで」取り組んでいただきます。
あきらめて取捨選択しようとか、全部ひとりでなんかせずに人の力を借りようという考え方に移行していくこともできるようになります。
これを機に、情報の取捨選択スキルを高めていくと、不足感がものすごく減ります。不安や焦りから何かのインプットをすることがなくなるからです。
こうなって初めて、生活に「ゆとりや余白」ができます。外に向いていた意識を自分に向けることができるようになり、内省と自己理解が進みます。
ということで、サービスは使い切る思考から、使いこなす思考に変えていきましょう。あくまでも中心は自分であり、自分が最低限持ち帰りたいものに置くことが大切です。
フェアリリーのコンセプト、運営方針、参加する場合に心がけていただきたいことについては以上です。
今回の確認は、「大事にする価値観」について、お互い合意をした上で、できるだけ不要なストレスなくプログラムを進めたいから行いました。
私は本気でフェアリリーの講師陣と共に2期の皆さまが輝いていけますよう取り組んで参ります。
素敵な仲間とご一緒できますのを楽しみにしておりますね。
よろしくお願いいたします♡
井上ちぐさ